つきのふね / 森絵都 ★

最近本読みがまた復活しました。読んでも忘れてしまうので感想を残そう。前も読んだけどもう一回読んでみた。

つきのふね (角川文庫)

つきのふね (角川文庫)

森絵都の本を読むと泣きそうになります。昔に感じてたこととか今も引きずってる思いとかを思い出させるような感覚がある。こころが弱ってるときに読みたくなります。大丈夫だ、まだがんばれる。と前向きになる本、にわたしは位置づけてる。

「ずるいよ、なんか自分だけが不幸みたいで。梨利は人より大変な性分に生まれついたと思ってんのしんないんないけどさ、自分の弱さを怖がってんのかもしんないけど、でもほんとはみんな一緒じゃん。だれだって自分の中になんか怖いもんがあって、それでもなんとかやってるんじゃないのかよ。」

泣ける。誰だってみんななにかしら戦ってるよね…。